「山口パッツファイブ」2023-24第15節・徳島ガンバロウズ戦前、鮫島HC・重冨選手コメント

■鮫島和人 HC

――今のチーム状態、雰囲気などはどう感じていますか?

そうですね。先週の岐阜戦には負けてしまいましたけど、下を向くことなく、今週の試合に向けてチームとしての課題に前向きに取り組んでいるところです。

――岐阜戦に連敗してしまった要因みたいなものはどう分析されてますか?

やるべきことをやらなかったというところと、僕自身が選手たちの個性をうまく引き出してやれなかったことですね。ディフェンスの部分では締まった試合でしたが、僕たちはディフェンスのチームではなくオフェンシブなチームなので。そこのところで、ちょっとディフェンスの部分にフォーカスさせすぎたかなと。もうちょっとオフェンスの部分で良さを出していかないといけないです。

順位の近いチームに負けてしまいましたが、B3リーグはどことやっても自分たちの良さを出せれば勝てると思います。今後は順位が上のチームと対戦しますけど、正直順位はあまり関係ないですね。自分たちのやるべきことを1つ1つやって、勝利に近づいていきたいと思います。

――リーグ戦も折り返しを迎えて後半戦に入りましたが、ここまでのチームの成長はどう感じていますか?

いろいろなアクシデントがあった中で、本当に良く持ちこたえているなと思うので、チームとして下を向かずにやれてることは、すごくいいことだと思います。

――今のチームの一番の課題は、どのあたりになりますか?

ディフェンスでの失点のところもありますけど、やはりオフェンスの部分でもうちょっと自分たちの個性を生かしたい。これまでとは考え方をちょっと変えて、良さをどんどん伸ばしていけたらなと思います。

僕たちはリーグで1番速いバスケットをしていますが、どうしてもオフェスの効率が悪いところがある。トランジションからの次のプレーへの移行の部分が、まだまだチームとして共通理解を持てていないところがあるので、そこのところをチームとしてやっているところです。

基本的なところではありますが、そこを自分たちでいかに意識してやれるか。外国籍の選手たちは点数が取れるからこそ、どうしても自分1人でやってしまう傾向があるので、チームとしてボールを動かすことを意識してやっていきたいですね。

――プレーオフ争いに食らいついていくためにも、今が踏ん張りどころだと思います。

そうですね。今の順位は厳しいとも思ってないし、楽な道でもないと思ってます。自分たちがやるべきことをやって、自分たちの成長を楽しみながら、1試合1試合やっていけたらなと思っています。

――次はホームに徳島を迎えますが、徳島はどんなチームですか?

サイズが大きくて、個の力が本当に強いチームです。1対1でどんどん仕掛けてくるチームなので、僕らはよりスピードを上げて相手を惑わしたいし、相手が嫌なところをどんどん突いていけたらなと思います。

ディフェンスの部分は今まで相手に合わせて対策をしてきたけど、自分たちから仕掛けるディフェンスをもっとやっていけたらなと思います。ちょっと堅いディフェンスだったので、そうじゃなくて個性をどんどん伸ばしていくことをポジティブに捉えてやっていきたいです。

シーズン開幕前から言っている変幻自在なディフェンスを表現できたらなと思いますし、本当にオリジナルなバスケット、パッツファイブはこういったチームだっていうところを見せていきたいと思います。

■9 重冨友希 選手

――前節は悔しい連敗になりましたが、岐阜戦を振り返ってどういう思いがありますか?

シーズンも後半に入ってきて、プレーオフに行くためには1つでも負けると厳しいという状況が続いていると思います。やはり連勝が欲しいという気持ちを今はチーム全員が持っています。

岐阜戦は、ディフェンス面ではチームとして遂行できていましたけど、オフェンスが少し僕たちのリズムになる時間が少なかったのかなって思います。僕たちはトランジションのチームなので、そこで点数が伸びないとちょっと全体的に厳しくなるところは今シーズンまだちょっと課題ではあります。

第2クオーター(Q)の終わりや第3Qの入りのところで、ちょっと気が抜けるじゃないけど、やられ出した時に1回止めるっていうことが今できていないので、そこで10点以上 引き離されて、その点差のまま最終Qまでいって結局負けるとか、接戦して負けるみたいなのが多いので、そこも反省点ではあると思います。

――シーズンを折り返しましたが、チームの成長という部分はキャプテンとしてどう感じていますか?

そうですね、選手全員がチームのためにと思って頑張っていますし、どうすればチームに貢献できるかっていうのもHCと話しながら1人1人が遂行できているんじゃないかなと僕は思っています。

――チームの一体感という部分では、どうでしょうか?

一体感はありますね。でもまだ完璧っていうほどではなくて、あと少しかみ合えばっていうとこまでは来ているんですけど、その少しがまだなのかなという状態ですね。試合展開で苦しい時に、流れを変えることができるかどうかも、そこにつながっているんだと思います。

――次はホームで徳島と対戦しますが、勝利するためのポイントはどのあたりになりますか?

相手はビッグラインナップで来ると思いますが、僕たちがやるべきことを遂行すれば勝てる相手だと思っています。これまでも上位チームに対して1勝はできていますし、絶対勝てないという相手ではないです。自信を持ってやりたいと思います。

オフェンスのところでトランジションが機能すれば僕たちの流れが来るし、やっぱりオフェンスが良いとディフェンスでも自然と足が動いて声も出るので、好い循環ができればと思います。

山口パッツファイブ、ホームで徳島と対戦へ 後半戦突入、連敗脱出なるか – 山口宇部経済新聞
https://yamaguchi.keizai.biz/headline/4748/

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