■枝折康孝HC
――前節は今季初の2連勝を達成しましたが勝因はどう感じていますか?
まずは自分の良さを出そう、個性を出そうと言ってきましたが、それを周囲が認めて理解できてきたのかなと。点でバスケットをしていたのが、線を結んで連動しながらプレーできるようになってきた。オフェンスではそれが1番で、ディフェンスの面でもそれが大きいです。
このタイミングでパスを出したらシュートを打ってくれるとか、このタイミングでプレッシャーをかけて抜かれてもヘルプに来てくれるとか、組織的なオフェンスとディフェンスに変わってきたと思います。自分の中ではそこにたどり着くのにちょっと時間がかかったなという感じはあります。
――そういった中で2連勝できたのは今後に向けても大きいですね
そうですね。接戦をモノにしたことは、彼らの自信にもなると思います。前々節に首位の徳島さんと延長戦をやって、バスケット的には本当にいいバスケットができたという手応えがあって、課題や改善点が明確になりました。自分たちの良さってこれだよねというのを再確認できた中で、前節のアースフレンズ戦は自分の中で本当に勝ちたいというか、勝てばみんなの理解度がもっと大きくなると思っていました。ちょっと苦しかったですけど、なんとか勝ち切れたのは本当にいい成功体験というか、次につなげていこうと言えるようになったと思っています。
――今節は年内最後のホーム戦・湘南戦になりますが、前回の対戦も踏まえて相手チームの印象はどうですか?
湘南さんはやるべきことを最後まで遂行してくるチームです。チーム全体で1人1人の良さを前面に出してくる。前回はアウェイで1勝1敗でしたが、1戦目はディフェンスで困らせて相手のリズムを出させなかったですが、2戦目はやられました。
今回のホーム戦でも同じようにディフェンスから入って相手の良さを消しながら自分たちの良さを出して勝利、連勝したいです。2連勝は初めてでしたけど、それを3、4と伸ばして今年を終えたいと思っています。
■11 山口力也 選手
――ここまで大きな連敗もあった中で前節は初の2連勝を達成しました。今の状況をどう感じていますか?
前節の連勝はみんなでやるべきことをやり続けた結果だと思っています。試合で負ける度に改善点が必ず見つかるので、そこをみんなで毎週話し合ってやってきた結果が今につながっています。今はすごくいい感じにチームとして機能しているので、ここから流れに乗りたいです。
みんなの良さを生かすためにどう動いたらいいとか、チームで守るためには1人1人がどういう動きをして守ったらいいかとか、どう頭を使っていくかとか、最近はそれをコートで表現できるようになってきたので、すごくチームとしてまとまっていると思っています。
――次は年内最後のホーム戦・湘南戦ですが、試合のポイントはどんなところになりそうですか?
相手に簡単にシュートを打たせてリズムに乗せないことをまず自分は意識したいです。負けてる試合とかは結構簡単に得点を取らせてしまうシーンが多いので、まずはディフェンスから入って相手に難しいショットを選択させて、自分たちのリズムに持ってこれるようにするのと、オフェンスでは選手それぞれの強みを生かすチームプレーを意識しながらやっていきたいです。
――前回のホーム戦は首位の徳島を相手に大接戦でした、次のホーム戦へ向けての意気込みを聞かせてください
見に来てくださったお客さんや応援してくださっている人に笑顔になって喜んで帰ってもらいたいので、ホーム戦では勝ちたいです。今季はホームで勝っている試合が少ないので、年内最後のホーム戦で連勝して、自分たちもいい流れで新年を迎えたいですし、ファンのみんなにも喜んで新年を迎えてもらいたいので、しっかり2連勝できるように戦いたいです。まずは土曜の初戦で必ず勝つことが大事です。
