「レノファ山口」2024第18節・清水エスパルス戦前、志垣監督・若月選手・田邉選手コメント

■志垣良 監督

――前節・大分戦の後、どうような共通意識を高めましたか?

大分戦で出来たことと出来なかったことを少し整理しました。今、第17節が終わった段階ですが、昨年の同じ時点での順位を見ると、そこから上がるチームもあれば、そこから下がるチームもありました。ここまではある一定の結果を出してきているし、それはもう全員の努力でしかないですが、ここを維持しようと思ったら下がっていくと思うので、本当にここからもっとさらに結果を伸ばしていかなければいけないです。

もっとさらに上を目指す意識を持たないと、これを守ろうとすると順位が下がってしまう。もっともっと上を目指してやっていこうという話をしました。今のままでいい、今までやってきたことをやっていればいいという守りの姿勢に入ってはダメだと。今できていない部分、もちろん今うまくいってる部分はさらにもっと上積みしていかなければいけないし、もっと勇気を持ってボールを動かすことはもっとできると思うし、もっとゴール前の精度を高めていかなければいけない。今まで意識してやっている練習、やっていることを繰り返してやっていけばいいではなく、さらにもっと自分がうまくなるためにどうしていかなければいけないのかという意識を持つことが大事になります。

――今節対戦する清水エスパルスの印象は?

スキを見逃さず、決めるべき時に決め切る力がある。前節の大分戦は序盤にピンチがありましたが、あのような場面でも確実に決めてくると思うので、やはり相手の攻撃機会をいかに減らせるか、いい形でシュートを打たせないというところが大事だと思います。

――攻撃では相手の背後を取るのがポイントになりそうですか?

前々節の藤枝戦を見返しましたが、やはりうちが良い時は、いいタイミングで背後を取れてる時だと思います。ボールはつないでいるけど、背後へのアクションがない時にはボールをロストしている時があります。使う使わないは別として、背後へのアクションは必ず必要だよという話はしています。

■9 若月大和 選手

――清水戦は梅木選手が出場停止になりますが、どういった意識で臨みますか?

前々節(藤枝戦)も(梅木)翼くんがいない中でしっかり勝利しました。全員で走りきって勝てていますし、翼くんの競り勝つ強さというのは、今のチームにとってすごく必要なところではありますが、誰が出ても遜色ないぐらい全員がハードワークして足りない部分をほかのところで補えています。首位を相手に厳しいゲームにはなると思いますけど、そのぶん1人1人がしっかりとハードワークして、決定機を決めて、全員でしっかり守るというサッカーを徹底すれば勝てると思います。

――首位の清水を相手にどんな戦いをしたいですか?

攻められる時間はいつも以上に長くなると思います。前節の大分戦でも結構カウンターというか、自分が抜け出したり、ほかの選手が抜け出したりして、数的有利な状態がありました。相手陣内に速く入るカウンターがやはり1番チャンスになります。相手を崩すこともやってみないとわからないですけど、1人1人が上手なので難しくなってくると思います。カウンターが狙い目だなとは思います。

――若月選手の持ち前のスピードが生きそうですね。

そうですね。やはり自分が1枚、2枚剥がすだけで、全然状況が変わると思いますので、次の試合は特にそういう剥がしていくというシーンを増やしたいと思います。

――相田選手が負傷でしばらく出場できないですが、プレッシングはどういう意識で取り組みますか?

前節は(田邉)光平くんがかなりアラートにやってくれました。相手が3枚になった時などには、自分たちFWが左右に開いて、光平くんがプレスをかけてくれました。(相田)勇樹くんが出てても、ほかの選手が出てても、そこのやることは変わらないですし、光平くんもそれを認識して本当にすごく良くやってくれました。勇樹くんはめちゃくちゃ走れるので、たぶん光平くんマジできついと思いますけど、でもそこを惜しまずにやってくれてたからこそ、大分戦はあそこで崩されることが少なかったのだと思います。

■37 田邉光平 選手

――プロ選手として1年目ですが、今シーズンのここまでを振り返ってどうですか?

試合に絡めていることは本当にいいことですし、その中で戦えています。上位に食い込んでいけるチームで戦えているのは本当にいい経験にもなっていると思います。まだまだ個人として求めることがたくさんありますけど、本当に1日1日を大事にして成長していきたいと思っています。

もちろん数字は自分の中でも求めていますし、出場時間においてもチーム内で競争があります。前半戦はあと2試合ありますけど、もっともっと自分としてもチームの勝利に貢献できるように、勝たせられる選手になれるようにやっていきたいです。

――次の清水戦は梅木選手が出場停止になりますが、あれだけ収めてくれる選手がいない中でどんな意識で臨みますか?

梅木選手がいない試合は今までも何試合かありますし、そんなに問題はないと自分としては思っています。いない中でもボールを持つ時間は本当に必要になりますし、ボールを持つところはチームの課題でもあります。ビルドアップのところは課題があると思っているので、もっと自分発信でいろんなことにチャレンジしていければいいと思います。

――自陣で失わないことを優先している中で、ボールを持つこともやっていくと?

ボールを持てればそれに越したことはないですし、ボールを持つと言ってもゴールを目指した中で持つことです。リスクを負いたくはないですが、相手を見ながら戦えるチームが本当に強いと思うので、そういうチームになっていきたいと思います。

レノファ山口、ホームで清水と対戦へ 首位相手に昨年の雪辱なるか – 山口宇部経済新聞
https://yamaguchi.keizai.biz/headline/4844/

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