「レノファ山口」2024第36節・ヴァンフォーレ甲府戦前、志垣監督・若月選手・下堂選手コメント

■志垣良 監督

――前節・熊本戦について振り返ってください。

守備のところはすごく良かったと。それは熊本のスタッフも「何もできなかった」と言っていたみたいなので、それは良かったと思いますけど、攻撃のところで動き出しがある時はいい攻撃につながっているけど、動き出しがない時、足が止まっている時はやっぱり相手に足元を狙われています。

もうこの時期なので選手は何をやらなきゃいけないのか、どこの状況でうまくいっているのか、どの状況でうまくいってないのかという共通認識は持てていますけど、それに体が反応しているかは、出来ているところと出来てないところがあります。そこのオンとオフをしっかり使い分けること大事かなと思います。

――現在の甲府の印象を聞かせてください。

ここ最近は調子が上がってきているなと感じています。守備が粘り強くなってきたのと、今までは個でやっていたイメージが強かったですけど、グループで崩すとか、グループで連動した攻撃の崩しが出てきているので、そこは警戒しなければいけないです。

前線には89分消えていても1分で仕事ができる選手がいるので、彼らに仕事をさせず、彼らが本当にイヤがるようなプレーをうちはやっていかなければいけないです。三平選手やピーター・ウタカ選手など、何もないところから得点できるチームにうちは失点してしまっている現状があります。

前節の熊本戦でも相手のシュートは2本でしたが、最初のシュートを決められていますし、警戒していたところに結局やられてしまいました。気候が涼しくなり体が動くようになってきて、やっと前半戦のような躍動感が戻ってきたと思いますが、最後のところの質と個々の意図を合わせていく阿吽の呼吸のところは、まだまだやり込んでいかなければいけないと思います。

■9 若月大和 選手

――前節・熊本戦のゴールを振り返ってください。

ここのところ2試合先発から外れていたので、何かしらの結果を残さなければいけないという試合でしたし、その中で追いつくゴールではなく、先制のゴールを取れたというのはすごく自分としても嬉しかったですし、チームにとっても意味のある1点だったのではないかと思います。

――モチベーション高くというか、気持ちが入っていた感じですか?

そうですね、これ以上負けるわけにはいかない中で自分にやっと出番が回ってきたので、試合が始まる前から常に声を出してチームの雰囲気を盛り上げるというか、自分が声を出せば周りも声を出してくれるので、そういうところも意識して入りました。

前半が一瞬だったというか、本当にすごく気持ちも入っていたし、ずっと集中していたからこそ笛が鳴った時に「もう前半終わるんだ」っていうぐらいで、それは今までで初めての感覚でしたね。

――それを今後も続けていくという部分ではどうでしょうか?

自分が点を取れている試合は、先発を外された後に「悔しい」っていう思いがある中で結果をつかめている部分があります。試合に出続けて結果を出すためには常にそういう気持ち、自分が出られなかった時の悔しい気持ちとか、出ていても点が取れないことに対しての悔しい気持ちとか、そういう悔しい気持ちを常に持つことがすごく大事だと思いました。

それは今シーズンやってきて気づけたことなので、残り3試合はそういう気持ちで取り組みたいですし、これまでも真剣にやってきましたけど、もっと点を取りたいんだとか、もっとこうしたいんだというのをもっと前面に出したいです。試合中に口にすることによって結果がついてきますし、周りもついてきてくれるので、そういうのもっと意識して臨みたいと思います。

■41 下堂竜聖 選手

――前節・熊本戦の後半は風下でしたが、どんな意識でプレーしていましたか?

前からプレスに行ってそこでハメれば風はあんまり関係ないと思っていました。長いボールが後ろにちょっと伸びるぶん、アラートさも必要になるのでそういうところは声をかけながらやっていました。

――甲府にはどんなイメージがありますか?

後ろ3枚でボールを動かしてきますし、前には強力な外国人選手もいるので、そういう個の部分はすごく大事になるんじゃないかなと思います。自分たちのディフェンスラインの高さがプレスの生命線だと思うので、前の選手が行きやすいようにどれだけラインを下げずに試合運びができるかがカギになってきます。ゴールキーパーと一緒に背後をカバーしながらラインを高く維持できればと思います。

――試合当日は雨の予報も出ていますが、その辺りの対策みたいなものは?

どのぐらいの雨が降るのか、ピッチ状況がどうなるかわからないですけど、後ろは引き続きアラートに対応していかないといけないです。雨だからラインがどうとかそういうことではなく、自分たちが得意なゲーム展開ができるようにやっていくことを心がけてやっていきたいと思います。

雨が降ったとしてもボールが転がらないようなピッチはあまり経験がなく、大学時代にあったぐらいです。どちらかと言えば、そっちの方がガチャガチャできるので、嫌いではないです。

レノファ山口、ホームで甲府と対戦へ 目標達成に向けて負けられない一戦 – 山口宇部経済新聞
https://yamaguchi.keizai.biz/headline/4956/

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