「レノファ山口」2024第26節・栃木SC戦前、志垣監督・板倉選手・奥山選手コメント

■志垣良 監督

――前節・大分戦で勝利した中で見えてきた課題について教えてください。

1つ1つの精度です。特にスペースのないゴール前での精度。動き出しのところ、そして最後に仕留めるところ。ここはどのチームも永遠の課題ではありますが、そこができるチームが最終的に上位のチームだと思います。やっぱり点を取れないと勝てないですし、もちろん失点すると負けてしまいます。ゴール前での局面にこだわってやっていくことが大事です。

――1万人以上が集まったスタジアムの景色はどうでしたか?

目に見えないパワーを選手にもらえたところが絶対にあると思いますし、その中でなんとしても勝たなければいけないという使命感が本当に湧いてきたのではないかなと思います。あれが日常的な光景になるように、われわれは勝ち続けるだけです。もう1回来たいと思わせることができれば、それが次につながると思うので、継続して前進するところはやっていかなければいけないです。

――対戦する栃木について

監督が小林伸二さんになって1つ1つが細かくなったかなと。ゲームを見ている限り約束事が見て取れるチームです。大きく変わったのは守備のやり方で、今までだったらブロックを敷いてきたと思いますけど、前から来るようになりましたし、1つ1つの強度が上がっているなという印象はあります。

まずは彼らの特徴であるカウンターとリスタートのところを出させない。自分たちでいかに相手のイヤがることができるかというところで、中と外を使い分けてアグレッシブにゴールに迫っていく。組織的にやっているもののやはり上位陣と比べるとスキはあると思うので、そのスキを突くためにその回数をいかに増やせるかっていうところが大事かな。

■13 板倉洸 選手

――前節・大分戦を振り返ってください。

久しぶりだったので緊張しました。あれだけのお客さんが入った中でチームとして勝てたのは良かったなと。まずはそれが1番ですね。

大分さんが、体力的なものもあったのかもしれないですけど、そんなに前から来なかった。その中で、中断期間にちょっと立ち位置を変えようと取り組んだのがうまく機能した部分もあった。ちゃんと試合の中で出せたというのは手応えとして良かったのかなと思います。

――ボールを持った時に今までは遠くを見ることが多かったのが、近くを見るように意識が変わった感じがありますか?

そうかもしれないですね。中盤の真ん中に人が多くいる立ち位置になったので。でも1本のパスで背後を取れたら相手はそれが1番怖いはずなので、そこは狙いつつも中盤に差し込めるのであればというところです。

でもやっぱり背後はちゃんと見続けないといけない。大分戦では、自分は背後を結構意識して、実際何回かFWの選手たちに起点を作ってもらえたので、それは続けていきたいと思います。

――栃木戦ではどんな対策をしていきたいですか?

相手は縦にシンプルにやってくる中で、自分たちは間延びしないというか、自分たちが弾いた後のセカンドボールをちゃんと拾ってもらうことや、暑い中でしんどい試合になると思いますけど、自分たちがちゃんとラインを上げて長いボールに対応したいです。

――前回の栃木戦はクリーンシートでした。

あの試合は自分のデビュー戦ですごく緊張していたので印象に残っています。強くて速いという身体的な特長のある選手が相手の前線にはいるので、自分たちのラインを下げられてしまうとそういう選手たちの良さが生きてしまう。勇気を持ってラインを上げることやちゃんと下げること、そこの細かいところがすごく重要だなと思います。

――自分がサイドバックでプレーするイメージはどうですか?

自分がサイドバックでプレーする可能性もあるので、先週から貴くん(前貴之選手)にいろいろ聞きながらやっていた。試合の映像を見たりしても貴くんの動きはすごく参考になる。そこはコミュニケーションをとったり、映像を見たりしてイメージを作っていけたらいい。自分のやり方でチームに貢献できると思うので意識しているところです。

■30 奥山洋平 選手

――前節・大分戦は途中からの出場でしたが、ご自身のプレーなどを振り返ってください。

前半からヨシくん(吉岡雅和選手)がすごくいいプレーを続けてくれたおかげで、たぶん相手も疲弊していて、自分としては特長を生かして裏抜けをしたりすることで、追加点をとって勝ちたいと思っていました。

自分の特長を少し出せた部分もありますけど、回数や質をもっと上げていかないといけないと思います。でもチームが勝てたので、それはすごく良い試合だったなと思います。

――奥山選手のプレーでCKを取り、そこから2点目が決まりましたね。

そうですね、間接的にでも得点に絡めたのは嬉しいです。でもやはり直接的に、自分の得点やアシストができるように質を高めていきたいと思います。

――1万人以上のお客さんが入ったスタジアムの雰囲気はどう感じましたか?

すごく楽しかったし、応援の声もすごく聞こえました。本当に背中を押してもらえるようなすごく良いスタジアムで、良いファン・サポーターの皆さんだなと思いました。

――これから出場時間を増やしたり先発出場したりするために磨いていきたい部分は?

最初は守備から入って、いい守備からいい攻撃にというのがコンセプトだと思うので、やはりもっと守備の理解を深めないといけないです。出場時間が長くなれば攻撃できるチャンスは増えると思いますし、その中で得点やアシストにこだわっていきたいです。

レノファ山口、2連勝目指してホームで栃木と対戦へ 高橋洋子さん来場 – 山口宇部経済新聞
https://yamaguchi.keizai.biz/headline/4897/

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